近年、高血圧、糖尿病など生活習慣病が増加し、腎臓病を合併する方が増えています。腎機能障害が進み体に毒素がたまってくると倦怠感、食欲低下、頭痛、全身のむくみなどの自覚症状が出現し、さらに進行すると、尿毒症といって直接命にかかわるような状態に陥り、透析が必要になってきます。
透析とは腎臓の働きを代行する治療のひとつで、尿毒素や余分な水分を取り除いたり、血液の電解質(カリウム、ナトリウムなど)やpH(ペーハー:酸性とアルカリ性)の調節をするなどの効果があり、かつては致命的な疾病であった腎臓病は人工透析の浸透普及によってかなり改善されてきました。