当院では、小さな初期病変の早期発見・早期治療を目指して、先端技術である
ハイビジョン内視鏡システムの最新機種を導入しております。
(オリンパス社製:EVIS LUCERA SPECTRUM)
消化管内視鏡検査とは、内腔面をおおう粘膜の変化を見つけ、その粘膜の一部をつまみ(生検)、その粘膜を顕微鏡により観察し、その粘膜を構成する細胞の性格がよいか(良性)、悪いか(悪性=癌)を判定することが主な目的です。 すなわち小さな病変を早期に発見、治療することが重要であります。
ハイビジョン内視鏡システムを使用することで、従来の内視鏡画像よりもは るかに高画質の画像を得られるようになり、微細な粘膜構造の変化も細部まではっきり見ることが可能になりました。従来の通常光観察に加え、新技術「光デジタルによる画像強調」(NBI)を用いた新しい観察によって、小さな病巣の発見率が一段と高くなります。
癌の増殖には、血管からの栄養補給を必要とするため、病変粘膜に多くの血管が集まりやすくなります。狭帯域光観察は、通常光では見えにくかった癌の早期病変を、青色光と緑色光を利用して、粘膜表層の毛細血管や粘膜の肥厚、深部の血管を鮮明に強調表示(拡大)する機能です。
内視鏡前室 内視鏡検査
通常光観察の写真 狭帯域光観察の写真① 狭帯域光観察の写真②
以前は、胃カメラは口から入れる方法しかありませんでした。近年、超細径ファィバーを用い鼻から胃カメラを入れることが可能になりました。"おぇっ"という反射が減り、今まで胃カメラが苦手だった方も上手に検査を受けることが出来るようになりました。 当院では【苦しくない胃カメラ】の新たな選択肢として、最新型の経鼻内視鏡を設置しております。これからは、①鼻からの方法、②点滴から麻酔薬を用い眠っている間に受ける方法のどちらかを選択して、検査を受ることが可能です。
*内視鏡検査は、予約制となっておりますが、検査について分からないこと、
不安なことはお気軽にスタッフにお尋ねください。
*同日で「胃」と「大腸検査」をご希望の方は、診察時に医師にご相談ください。