女性は、閉経を境にエストロゲンが急激に減少し、このエストロゲン欠乏が更年期障害、骨粗鬆症、動脈硬化症、脂質異常症などの発症に大きく関与しています。
 また、この時期は心理的・社会的ストレスとも相まって、抑うつ状態等の精神的なトラブルが発生したりすることもよく知られています。さらに、エストロゲンは記憶、認知機能、脳血流などの脳機能に深くかかわりがあるとともに、女性のアルツハイマー病発症の予防にも密接に関与しています。
 以上のことから、シニア女性のさまざまなトラブルにあたって、婦人科的に対処するのみでなく、必要に応じて、当院内科・心療内科・脳神経外科とも一緒に治療にあたり、QOL の向上を目指していきます。

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相談日は診察予定表をご覧下さい。