カリキュラム
介護職員初任者研修カリキュラム(通信課程用)
※カリキュラムは変更になる可能性があります。
9ー2 こころとからだのしくみと生活支援技術(75時間) | ||||
2.生活支援技術の講義・演習(自立に向けた介護の展開) *到達目標・評価の基準 ・安全な介護サービスの提供方法等を理解し、基礎的な一部または全介助などの介護が実施できる。 ・尊厳を保持し、その人の自立および自律を尊重し、持てる力を発揮してもらいながらその人の在宅・地域などでの生活を支える介護技術や知識を習得する。 | ||||
項目名 | 時間数 | 通学 時間数 | 通信 時間数 | 講義内容及び演習の実施方法 通信課題の概要 |
④生活と家事 | 3時間 | 3時間 | 0時間 | 【講義】 ・生活を継続していくための家事の重要性について学ぶ ・家事援助(調理、洗濯、掃除などの援助)は利用者にとってどのような意味があるのか理解する ・家事援助とは何かについて具体的に理解する 【演習】「グループディスカッション」 テキスト第2巻54頁〜を参照し、家事援助に関しての重要性や、援助する際の留意点についてグループに分かれて話し合う 【実習】 ・実習により、利用者が望む衣食住の生活支援について学ぶ ・終了後、振り返りを行う |
⑤快適な居住環境整備と介護 | 3時間 | 3時間 | 0時間 | 【講義】 ・安心して快適に生活するために必要な環境の整備とはなにかについて学ぶ ・住まいにおける安心・快適な室内環境の確保の仕方について学ぶ ・高齢者や障害のある人が生活するなかで、住宅改修や福祉用具を利用する意味や視点を学ぶ 【演習】「グループディスカッション」 ・住居の中での、入浴と空間・補講、移動と空間などの問題点をグループに分かれて検討し、高齢者・障害者特有の快適な居住環境のイメージづくりにつなげる 【実習】 ・暮らしやすい環境の整備とは何かを現場を通じて学ぶ ・終了後、振り返りを行う |
⑥整容に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護 | 7時間 | 7時間 | 0時間 | 【講義】 ・整容の必要性と、整容に関連するこころとからだのしくみを理解する ・利用者本人の力を活用し、整容の介護を行う為の技術を身につける 【演習】「ロールプレイング」 ・右片麻痺の場合や寝たままの状態などの事例を示し衣服の着脱などロールプレイや実技演習を通じて実際に展開する ・洗顔や爪切りなどの整容の支援技術などを通じて、介護技術を習得する 【実習】 ・口腔ケアや清潔な体を維持するためのポイントをつかむ ・終了後、振り返りを行う |
⑦移動・移乗に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護 | 7.5時間 | 7.5時間 | 0時間 | 【講義】 ・移動・移乗の必要性と、移動・移乗に関するこころとからだのしくみを理解する ・利用者本人の力を活用し、移動・移乗の介護を行うための技術を身につける ・心身機能の低下が移動・移乗に及ぼす影響について理解する 【演習】「ロールプレイング」 ・麻痺などの障害のある人のベッドからの移乗の実際や、車椅子や杖を利用しての移動など具体的事例場面からの実技演習を通じて技術を習得する 【実習】 ・体位交代、車イスを押す介助、移乗・歩行の介助について学ぶ ・終了後、振り返りを行う |
⑧食事に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護 | 7時間 | 7時間 | 0時間 | 【講義】 ・食事の必要性と、食事に関連するこころとからだのしくみを理解する ・利用者本人の力を活用し、食事の介護を行うための技術を身につける ・心身機能の低下が食事に及ぼす影響について理解する 【演習】「グループディスカッション」 快適な食事環境の重要性を理解し、安全・安楽で、食べる楽しみとしての意欲を引き出す支援方法をグループに分かれて話し合い、理解する 【実習】 食事提供場面にて、準備や実際の食事・水分介助方法について学ぶ |
⑨入浴・清潔保持に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護 | 7時間 | 7時間 | 0時間 | 【講義】 ・入浴・清潔保持がもたらす心身への効果と、入浴に関連するこころとからだのしくみを理解する ・利用者本人の力を活用し、楽しい入浴の介護を行うための技術を身につける ・心身機能の低下が入浴・清潔保持に及ぼす影響について理解する 【演習】「ロールプレイング」 ・環境調整を実施し、全身清拭・全身浴・半身浴・洗髪など使用物品の準備や使用方法など実技演習を通じて、手順を習得し、清潔保持についての知識・技術を習得する ・足浴・手浴などの実技演習を通じて、手順、清潔保持に関する知識・技術を習得する 【実習】 ・足浴・身体清拭の仕方、、利用者の体に合わせた清潔保持の方法、機械浴の操作方法を学ぶ ・終了後、振り返りを行う |
⑩排泄に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護 | 7時間 | 7時間 | 0時間 | 【講義】 ・排泄の必要性と、排泄に関連するこころとからだのしくみを理解する ・利用者本人の力を活用し、気持ちのよい排泄の介護を行うための技術を身につける ・心身機能の低下が排泄に及ぼす影響について理解する 【演習】「ロールプレイング」 おむつ交換や、尿器・差込便器を用いて実技演習を行い、手順や援助技術を習得する 【実習】 ・おむつ交換の具体的やり方を学ぶ ・終了後、振り返りを行う |
⑪睡眠に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護 | 7時間 | 7時間 | 0時間 | 【講義】 ・睡眠の必要性と、睡眠に関連するこころとからだのしくみを理解する ・心地よい安眠を支援するための知識と技術を身につける ・心身機能の低下が睡眠に及ぼす影響について理解する 【演習】「ロールプレイング」 ・ベッドメーキングやシーツ交換を体験し、手順を学ぶ ・寝たきりの利用者の褥瘡の予防方法などケースを考えながら、実技演習を行う |
⑫死にゆく人に関連したこころとからだのしくみと終末期介護 | 4.5時間 | 0時間 | 4.5時間 | ≪添削課題のポイント≫ ・終末期における変化の特徴について概説できるか ・キューブラー・ロスによる「死を受容するまでのプロセス」を5つあげられるか ・終末期、死期に関する問題文を読んで、それぞれ適切な文章かどうか判断できるか |